2016年07月02日

[ZooExpress:801]ズー・エクスプレス

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 Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.801 - 2016年07月01日

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」

・7月1日、半夏生。田植えをすませないと……。

・東京動物園友の会に入会しませんか? 年会費は、 2,000円。機関誌「どうぶ
つと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジットカード
&オンラインでもOK! → http://www.tokyo-zoo.net/member/

■目次■----------------------------------------------------------------

・上野動物園
 └─ライチョウが孵化しました!

・多摩動物公園
 ├─ヤクシカの子2頭、さまざまなことに挑戦しながら成長中
 └─多摩の虫ごよみ──オトシブミの失敗

・葛西臨海水族園
 ├─続・新たな視点で見てみると(59)
 │   水族園の周辺にくらす発光生物──ウミサボテン
 ├─7/2 スタッフトーク「お口とごはんのおいしい関係」
 └─小学校教員対象「授業に活かせる『動物園・水族園』講座」追加募集!

・井の頭自然文化園
 ├─7/10夕方から7/14、フンボルトペンギンの展示を一時中止します
 └─8/28「もののけワークショップ
      ──園内で素材を探して、自分だけの妖怪を作ろう」参加者募集

■上野動物園■==========================================================

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▼ライチョウが孵化しました!
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 ライチョウはユーラシア大陸や北米などの寒冷な地方に生息していますが、他
の生息域からポツンと離れて存在するのが日本のライチョウ。さまざまな要因で
捕食者が増え、生息数も減っています。

 上野動物園ではライチョウの飼育繁殖に取り組むため、北極圏にくらすスバー
ルバルライチョウで経験を積み、昨年(2015年)には日本産ライチョウの卵の孵
化、飼育を開始しました。残念ながら昨年孵化したひな5羽は育つことがありま
せんでしたが、その経験を踏まえ、今年(2016年)も4卵の孵化に成功し、現在
ひなは順調に育っています。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23690

■多摩動物公園■========================================================

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▼ヤクシカの子2頭、さまざまなことに挑戦しながら成長中
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 まず、ニュースページで1枚目の写真をごらんください。写真の中央付近を拡
大して見ると……動物がいるのがわかりますか?
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23695

 これはヤクシカの子どもです。誕生後しばらくはほとんど動かず、外敵から身
を守るためにこのように木の根元などに隠れます。動くのは一日の中でも母乳を
飲む2〜3回だけなので、なかなか気づかない方も多いかと思います。そこで今
年(2016年)生まれたヤクシカの子どもをご紹介しましょう。

 今年は5月14日にオス、19日にメスが生まれ、順調に育っています。出生時の
体重はオスが2,100グラム、メスが1,800グラムでした。おとなになると約30〜40
キロになります。ごらんいただいた1枚目の写真は生後4日で、まだまだ隠れて
いる時間のほうが長いのですが、1か月と少し経った現在、子ども2頭でいっし
ょに動いたり、おとなたちと共にえさを食べたりする姿もよく見られます。

 多摩動物公園の園内マップには「ニホンジカ」とありますが、ニホンジカは日
本全国に生息しています。北海道から沖縄の慶良間諸島まで分布し、北に行くほ
ど体が大きく、7つの亜種に分けられています。その中で多摩動物公園が飼育し
ているのは屋久島に生息する亜種「ヤクシカ」です。現在の飼育頭数は23頭。そ
のうちの2頭は今年生まれの子どもたちです。

 ヤクシカ舎の展示場には高さ60〜80センチの段差があります。おとなは簡単に
昇り降りできますが、今年生まれの子どもにとってはとても高い壁。生後3週間
頃までは、段差をさけて移動していました。しかし最近、「行こうか、どうしよ
うか……えーい」とでもいったようすで、若干ためらいがちですが、おとなと同
じように段差を昇り降りすることができるようになりました。

 おとなといっしょに草を食べ、展示場を全速力で駆け回り、近くに飛んできた
カラスを追いかける2頭。メスのほうが好奇心旺盛で活発に動いていますが、2
頭ともさまざまなことに挑戦しています。母親の「ツユクサ」と「サワーポメロ」
は、すぐ近くで落ち着いて見守っています。さすが母親ですね。

 あっという間の成長に驚かされますが、まだまだ子どもなんだなぁと感じるこ
ともあります。今後、オスとメスで体の大きさに差が現れ、オスには角が生えて
くるでしょう。そうした変化にも注目しながら、2頭の子どもの成長を見守って
いただければと思います。
                 〔多摩動物公園南園飼育展示係 河本彩花〕

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▼多摩の虫ごよみ──オトシブミの失敗
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 先月(2016年6月)、東京ズーネットのニュース記事で、植物と昆虫が作り出
すゆりかご、「虫こぶ」のお話をしました

・記事「とんがりあたまの正体」(2016年6月3日)
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23641

 今回は、ちょうどその頃園内で見られた、昆虫が自分の子のために自らの手で
(脚で?)作るゆりかごのお話です。

 「オトシブミ」というと、聞いたことはあるけれど実際に見たことはない、と
いう方が多いのではないでしょうか? オトシブミは甲虫のなかまで、幼虫が育
つためのゆりかごを作ることで知られています。

 昔、秘めた思いを巻紙を使った手紙にしたため、相手が気づくようなところに
そっと落とした「落文」(おとしぶみ)という風習がありました。葉を巻いてで
きるゆりかごが落文に似ていることから、そのまま昆虫の名に用いられるように
なりました。写真はニュースページ↓をごらんください。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23694

 オトシブミにはさまざまな種がいますが、多摩動物公園では5〜6月にかけて、
ヒメクロオトシブミやカシルリオトシブミなどがよく見られます。今回ご紹介す
るのはヒメクロオトシブミです。

 ヒメクロオトシブミに限ったことではありませんが、その生態の中で驚くべき
は、その几帳面な仕事ぶりと力強さです。体長1センチにも満たない小さな体で、
何倍もの大きさの葉を丁寧に巻き上げていきます。その手順は、

1 葉の根元の近くを、左右の端から主脈に向かって切れ目を入れる
2 葉の裏側の主脈に沿って噛み跡をつけ、折り畳みの箇所を作る
3 葉の先端から巻き上げていく
4 巻き戻らないよう、巻き上げた葉の端を反転させて、できあがり

 葉の主脈に沿ってつける噛み跡をつけることにより、そこで折り畳みやすくな
るだけでなく、葉がしおれることで巻き上げやすくなります。巻き上げていく過
程でも、しっかりとゆりかごの形になるように、そして巻き戻らないように、さ
まざまな工夫を凝らしながら進めていきます。

 巻き上げる途中で、ゆりかごの中心部に卵を産みつけます。孵化した幼虫はこ
のゆりかごを食べながら育つのです。オトシブミとはいうものの、ゆりかごは必
ず落ちるものとも限りません。主脈や葉の一部をくっつけたままぶら下がってい
るものも多くみられます。しかも、同じ種、同じ個体でも、落とすときと落とさ
ないときがあるようです。

 と、ここでもう一度ニュースページの写真をよく見てみてください。葉を切っ
ているところが写っています。ところが、切れ目を入れている箇所より根元側に
も切れ目が入っています。しかも、左右から切った線が一直線に並んでいないの
です。もしかしたら、このヒメクロオトシブミは最初に失敗したのかもしれませ
ん。ゆりかご作りの仕事人もこんな失敗することがあるのかと、つい心が和みま
す。でも、一度失敗してもあきらめず、2度目のチャレンジをしたヒメクロオト
シブミを見習わなくてはなりませんね。

                〔多摩動物公園昆虫園飼育展示係 古川紗織〕

■葛西臨海水族園■======================================================

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▼続・新たな視点で見てみると(59)
 水族園の周辺にくらす発光生物──ウミサボテン
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 葛西臨海水族園の「東京の海」エリア2階にある、目の前の渚とその先の東京
湾コーナー「葛西の海1」水槽では、水族園の周辺にくらす生き物を展示してい
ます。この水槽に、砂の上に立つ姿がトゲの生えたサボテンのようにも見えるウ
ミサボテンが2016年5月から仲間入りしました(写真はニュースページでごらん
ください)。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23693

 このウミサボテンは、水族園の沖に広がる浅瀬「三枚洲」をこの春調査したと
きに採集しました。ふだんは遠浅な海の三枚洲ですが、潮がよく引く大潮の干潮
時には広大な干潟が海上に出現し、歩いて調査することができるのです。

 ウミサボテンはダイバーにはけっこう知られた発光生物で、私も夜間のダイビ
ングの際、そっと刺激して光らせたことがあります。ときに波打つような光を繰
り返し、派手に発光するウミサボテンですが、光る理由はよくわかっていないよ
うです(ウェブページに動画を掲載しました。2時間分のタイムラプス映像です)。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23693

 じつはこのウミサボテン、水槽照明などで明るい開園中は体を縮めてしまって、
砂の上に見えている部分は1〜2センチ程度ということが多いのです。ポリプを
広げている姿をなんとか展示するために現在試行錯誤中です。申し訳ありません
が、展示がうまくいくまでは、サボテンのように伸びている姿が見られたらラッ
キー!という気持ちで「東京の海」エリアの2階に気軽に足をお運びください。

                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 三森亮介〕

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▼7/2 スタッフトーク「お口とごはんのおいしい関係」
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 葛西臨海水族園で毎月開催する「スタッフトーク」。2016年7月のテーマは、
「お口とごはんのおいしい関係」。魚の口の形は千差万別です。2016年7月2日
(土)11時30分〜11時50分、13時30分〜13時50分、本館2階レクチャールーム。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23688

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▼小学校教員対象「授業に活かせる『動物園・水族園』講座」追加募集!
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 小学校の先生を対象に、授業のヒントとなる講座を開催。以下1コースのみ、
まだ定員までに余裕がありますので追加募集中です!

2016年8月4日(木)葛西臨海水族園「干潟を体験! 環境と生きものを知る」
https://docs.google.com/forms/d/168y8kxZ7gA8bpLHrBkVnIFHUoAeffx-PV-Oo7xkbFks/viewform

 先着順です、お早めに!

■井の頭自然文化園■====================================================

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▼7/10夕方から7/14、フンボルトペンギンの展示を一時中止します
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 井の頭自然文化園では、ペンギン舎の工事のため、2016年7月10日(日)16時
頃から7月14日(木)まで、フンボルトペンギンの公開を一時中止します。ご迷
惑をおかけしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。

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▼8/28「もののけワークショップ
    ──園内で素材を探して、自分だけの妖怪を作ろう」参加者募集
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 井の頭自然文化園では、2016年7月23日(土)から9月4日(日)まで、「動
物園怪談画劇──井之頭百物語・四」と題して、園内を題材にした創作怪談を使
ったスタンプラリーをおこないます。

 そこでこのたび、スタンプラリーブックのイラスト作者、天野行雄さん(日本
物怪観光主宰)をお招きし、日本の動物と妖怪をモチーフにした工作を実施しま
す。園内で素材を探して自分だけの妖怪を作ります。

日時  2016年8月28日(日)10時〜15時頃
場所  井の頭自然文化園 園内全域
対象  小学4年生以上(小学生は保護者同伴)

 お申し込みは往復はがきか応募フォームで。詳しくは↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23677

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N E W S C L I P S
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●漁業被害もたらすゼニガタアザラシが登別マリンパークニクスへ(朝日)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6Y5532J6YIIPE022.html

●ヨシキリザメ展示再開──仙台市うみの杜水族館(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160624-OYTNT50001.html

●メンダコ展示記録50日──沼津港深海水族館(毎日)
http://mainichi.jp/articles/20160630/ddm/041/040/118000c

●沼津市の三津シーパラダイスがリニューアル(伊豆経済新聞)
http://izu.keizai.biz/headline/479/

●上越市「新水族博物館フォーラム」で概要説明(毎日)
http://mainichi.jp/articles/20160628/ddl/k15/040/014000c

●ライチョウ2羽孵化──富山市ファミリーパーク(朝日)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6Y41FKJ6YPUZB012.html

●絶滅寸前のコサンケイ自然孵化──鯖江市西山動物園(福井新聞)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/98680.html

●池田動物園の市営化と移転求める署名活動(山陽新聞)
http://www.sanyonews.jp/article/373147

●大分近海でノコギリザメ捕獲(朝日)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6G3D0LJ6GTPJB006.html

●「ありのまま」が評判に──福岡県大牟田市動物園(西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/253994

●タツノオトシゴのユニークな生態(ナショナルジオグラフィック)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062900243/

●世界初、水中を泳ぐオオムカデを発見(ナショナルジオグラフィック)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062800238/

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▽ズー・エクスプレスでは、みなさんからのおたよりを募集しています。匿名や
ペンネーム希望の方はその旨をお伝えください。webmaster@tokyo-zoo.net まで。
ご意見・ご要望・お問い合わせもこのアドレスまでどうぞ。

▽メール配信先変更、配信停止は下記URLにてお願いいたします。配信先の変
更をご希望の方は、いったん解除をおこない、あらためて新アドレスを登録して
ください。 http://www.tokyo-zoo.net/express/

▽編集後記

○あんな小さな体で見事なゆりかごを作るオトシブミ。人間のスケールで言えば、
体育館全面に広げた1枚のシートに切り込みや折り目を付けて、クルクル巻いて、
産卵して、一部折り返してきれいに筒にまとめるという芸当。さすがオトシブミ。

○こちらでも動画をご紹介しています→ https://vine.co/u/1088459960637161472

○そこで……Twitterアカウントをフォローするのも吉ではないでしょうか。
https://twitter.com/intent/follow?screen_name=TokyoZooNet_PR   (大平)

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メールマガジン ZooExpress No.801 - 2016年07月01日
公益財団法人 東京動物園協会
110-0007 台東区上野公園9-83 上野動物園内
電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
e-mail: webmaster@tokyo-zoo.net
URL  : http://www.tokyo-zoo.net/ 東京ズーネット
ツイッター: https://twitter.com/TokyoZooNet_PR
携帯サイト: http://www.tokyo-zoo.net/ (PC版と同じです)
(c)2016 Tokyo Zoological Park Society
posted by サイさん at 07:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月25日

[ZooExpress:800]ズー・エクスプレス

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 Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.800 - 2016年06月24日

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」

・\タスマニアデビル来園!/

・東京動物園友の会に入会しませんか? 年会費は、 2,000円。機関誌「どうぶ
つと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジットカード
&オンラインでもOK! → http://www.tokyo-zoo.net/member/

■目次■----------------------------------------------------------------

・上野動物園・葛西臨海水族園
 └─小学校教員対象「授業に活かせる『動物園・水族園』講座」追加募集!
    ──上野動物園と葛西臨海水族園

・上野動物園
 └─8/6「セミとコウモリの観察会」参加者募集

・多摩動物公園
 ├─タスマニアデビル、ついに公開!
 ├─6/29 ライオン「トモ」が秋田市大森山動物園に
 ├─ニホンコウノトリ、29年連続で誕生! ひながすくすく成長中
 ├─9/4「ムササビの棲む森を見よう」参加者募集
 ├─6/30-7/7 七夕イベント開催
 └─7/16-9/16 「モルモットふれあいコーナー」を休止します

・葛西臨海水族園
 ├─日本沿岸の代表魚、クロダイの展示
 └─7/23 小学1〜2年生向け新シリーズプログラム「いきものことはじめ」
    第2回「むしのまき」 開催!

・井の頭自然文化園
 ├─チャイニーズポットベリー「ハル」が上野動物園から来園
 ├─ニホンカモシカの「小雪」が死亡しました
 ├─6/19- 資料館特設展示
 「約束のケージ──コウノトリの野生復帰、そして未来に向けて」
 ├─アジサイが見頃を迎えました(花ごよみ6/18号)
 ├─7/23-9/4 怪談スタンプラリー「動物園怪談画劇──井之頭百物語・四」
 └─8/28「もののけワークショップと夜の動物園探検」参加者募集

・上野動物園・多摩動物公園・井の頭自然文化園
 └─動物園ボランティアを募集します!

■上野動物園・多摩動物公園■============================================

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▼小学校教員対象「授業に活かせる『動物園・水族園』講座」追加募集!
 ──上野動物園と葛西臨海水族園
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 小学校の先生を対象に、授業のヒントとなる講座を開催。以下2コースのみま
だ定員までに余裕がありますので追加募集中です!

2016年8月4日(木)上野動物園「動物園で学ぶ理科・国語」
https://docs.google.com/forms/d/1NwT0dfvUIweUZKP74V24qzlTHHdx5UM_L_NHMq98Urc/viewform

2016年8月4日(木)葛西臨海水族園「干潟を体験! 環境と生きものを知る」
https://docs.google.com/forms/d/168y8kxZ7gA8bpLHrBkVnIFHUoAeffx-PV-Oo7xkbFks/viewform

 先着順です、お早めに!

■上野動物園■==========================================================

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▼8/6「セミとコウモリの観察会」参加者募集
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 閉園後の上野動物園で、セミとコウモリの観察会。夕暮れに飛翔するコウモリ、
地中から出てきて羽化するセミ。2016年8月6日(土)開催。参加者募集中です。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23676

■多摩動物公園■========================================================

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▼タスマニアデビル、ついに公開!
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 2016年6月11日、多摩動物公園ではタスマニアデビルのお披露目式が開かれま
した。タスマニアデビルの生息地であるタスマニア島で保全活動に取り組む専門
家の方や、オーストラリア動物園水族館協会代表、来園した個体を飼育していた
トロワナ・ワイルドライフパーク園長、駐日オーストラリア大使館の方などをお
迎えし、にぎやかな一日になりました。

・タスマニアデビル公開のお知らせ(2016年6月2日)
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23634

 日本の動物園での公開は1984年に大阪市の天王寺動物園が最初で、1988年に札
幌市の円山動物園が続きましたが、それぞれ1991年と1996年に展示が終了しまし
た。多摩動物公園は3園目、国内でおよそ20年ぶりの公開です。

 タスマニアデビルは現在、絶滅危惧種として保護されており、なかなかオース
トラリア以外の国では見ることができない動物のひとつです。かつて狩りの対象
にもなって激減し、その後感染症に苦しむとともに、交通事故での死亡も少なく
ないタスマニアデビルは、現在、熱心な保全活動が進められています。

 しかし、遺伝的多様性を考慮した繁殖計画にもとづき、野生に放す予定のない
個体を海外の動物園に送ってタスマニアデビルの危機的状況について知ってもら
うための教育普及プログラムが2013年に現地で始まりました。多摩動物公園もこ
のプログラムに参加します。

 今回やってきたのは「マルジューナ」と「メイディーナ」のメス2頭。2013年
5月1日生まれの姉妹です。写真はこちら↓のウェブページをごらんください。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23687

 じつは多摩動物公園の職員の中にもタスマニアデビルを実際に見たことがある
者はほとんどおらず、今回の来園で初めて見て、「思ったより小さい」「頭が大
きい」「走り方が面白い」といった印象を抱きました。

 2頭の体重は 5.5キロほどでタヌキくらいです。死んだ動物を丸ごと食べるた
め、骨も砕ける頑丈な顎をもつためか、頭が大きくずんぐりした体つきです。ま
た、馬のギャロップのように頭を上下に振りながら、リズムのある走り方をしま
す(公開当日、放飼場を駆け回るようすは、東京ズーネット・ツイッターアカウ
ントのこちらの動画でごらんください。Vine動画6秒↓)。
https://twitter.com/TokyoZooNet_PR/status/741484023415873536

 視力はあまりよくないようですが、嗅覚がすぐれており、上を向いてにおい
を嗅いでいる姿もよく見ます。5月31日の到着後、すぐに放飼場に出た2頭は、
初めこそ恐る恐る探索していましたが、徐々に夢中になり、あちこちのにおい
を嗅いだり水路に入ったりするようになりました。

 そのうち、巣箱の周りを掘ることに集中し出したため、巣箱に登れるよう板
などで坂を作ったところ、すぐに登ったのがメイディーナでした。観察してい
ると、新しいことを先に始めるのはメイディーナで、マルジューナは少しして
から加わることが多いのに気がつきました。また、環境に徐々に慣れてくると、
えさを与えられたときに率先して動くのはマルジューナということもわかって
きました。

 野生のタスマニアデビルは、大きなえさに集まった複数の個体が大きな唸り
声をあげて闘争しながら、しかし分け合って食べる習性があります。マルジュ
ーナが大きな肉を巣箱に持ち帰った後、メイディーナがやってくると、2頭は
争うことなく分け合って食べています。

 はじめの2日間は寝室に収容したため、本来夜行性なのに昼間活発に動いて
いましたが、寝室への収容をやめると寝ている時間のほうが長くなりました。
公開後どうなるかと心配していましたが、好奇心旺盛な性格の2頭にとって、
来園者の存在もまた新しい興味の対象になったようで、お披露目の日には放飼
場を走り回っていました。

 今までタスマニアに行かないと見られなかったタスマニアデビル。多摩動物
公園で実物を見てください。そばには、タスマニアデビルの特徴や危機的な状
況を解説したパネルも設置しました。じっくりと読んで、タスマニアでの現状
をぜひ知ってください。

                〔多摩動物公園南園飼育展示係 永田典子〕

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▼6/29 ライオン「トモ」が秋田市大森山動物園に
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 多摩動物公園のライオンのメス「トモ」が2016年6月29日(水)、秋田市大森
山動物園に移動します。6月25日(土)〜28日(火)、開園から14時のあいだ、
サファリ橋横のライオン舎の運動場に出す予定です。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23684

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▼ニホンコウノトリ、29年連続で誕生! ひながすくすく成長中
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 多摩動物公園で2016年5月、ニホンコウノトリのひなが孵化。今年(2016年)
で連続29年の繁殖成功となりました。ひなは元気に育っています。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23680

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▼9/4「ムササビの棲む森を見よう」参加者募集
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 高尾山で滑空するムササビを観察。高いところから宙に滑り出るムササビ、夜
空を背景に浮かび上がるシルエット……。2016年9月4日(日)高尾山で開催。
観察会への申込方法などくわしくは↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23679

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▼6/30-7/7 七夕イベント開催
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 願い事を書いていただく「みんなの願いを短冊に☆」、飼育担当者が動物に
なりかわって書く「動物たちの願い事」──多摩動物公園で、2016年6月30日
(木)から7月7日(木)まで開催。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23683

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▼7/16-9/16 「モルモットふれあいコーナー」を休止します
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 多摩動物公園の「モルモットふれあいコーナー」は、動物の健康管理のため、
2016年7月16日(土)から9月16日(金)までお休みします。ご迷惑をおかけし
ますが、ご了承くださいますようお願いいたします。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23669

■葛西臨海水族園■======================================================

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▼日本沿岸の代表魚、クロダイの展示
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 葛西臨海水族園の館内に入り、大水槽を悠々と泳ぐマグロたちや世界中のさま
ざまな生物を展示している「世界の海」の水槽を見た後で初めて館外へ出た場所
に、潮の満ち引きと波の動きを再現した「渚の生物」の水槽があります。

 ここではマダイをはじめ、カワハギやメバルやフグのなかまなど、日本近海で
ふつうに見られる生き物たちを展示しています。今回はその中のクロダイを紹介
します。

 赤い体色のマダイと比べると、その名の通り色の“黒いタイ”なので、すぐに
見分けられると思います。地味な魚に見えますが、水槽内で日の光が当たる場所
に来ると、腹側が銀白色に輝き、黒と銀色のコントラストが際立ち、渋い色味を
見せることがあります。写真はこちら↓のウェブページをごらんください。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23686

 クロダイは琉球列島を除く日本各地、朝鮮半島南部、中国の北部・中部沿岸、
台湾に分布しています。水深50メートルよりも浅い内湾、沿岸岩礁域、藻場や砂
泥地、河口域などに広く生息しています。丈夫な顎と発達した臼歯を使って、硬
い殻をもつエビ・カニや貝類などを噛み砕いて食べるとともに、海藻もえさにす
る雑食性で、全長約60センチにまで成長します。

 クロダイはオスからメスへ性転換する魚として以前から知られています。初め
はオスとして成熟し繁殖に参加しますが、成長するにつれて精巣の中に卵細胞が
発達し始め、精巣と卵巣の両方を持つ雌雄同体となります。その後は次第に卵巣
が成熟し、メスとして産卵する個体が多くなります。しかし、すべての個体がメ
スになるのではなく、一部は卵巣が退化し、オスのまま一生を送るといった少し
変わった生活を送ります。

 クロダイの繁殖期は春から初夏です。現在、水槽には少しお腹がふくれたクロ
ダイがいるので、そのうち産卵が見られるかもしれません。

                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 笹沼伸一〕

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▼7/23 小学1〜2年生向け新シリーズプログラム「いきものことはじめ」
 第2回「むしのまき」 開催!
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 葛西臨海水族園では、2016年度から新しく小学1〜2年生向けのシリーズプロ
グラムを開催中。「いきものことはじめ」では、カエルや昆虫など、身近な生き
物のからだのつくりや行動をじっくり観察。小学生になったばかりのみなさんが
生き物と遊び、学ぶための初めの一歩をふみだすためのプログラムです。全3回。
第2回は「むしのまき」。2016年7月23日(土)開催。事前申込制です。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23685

■井の頭自然文化園■====================================================

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▼チャイニーズポットベリー「ハル」が上野動物園から来園
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 2016年5月30日、上野動物園からチャイニーズポットベリーのメス「ハル」が
来園しました。上野動物園の子ども動物園で人気を集めていましたが、改修工事
にともない、井の頭自然文化園にやってきました。文化園でもさっそく人気を集
めているようです。

 ミニブタは実験用に改良された種類です。ペットとしても知られています。チ
ャイニーズポットベリーは、ミニブタの中でも小型の種類です。ポットベリーは
英語で「太鼓腹」。「ハル」もみごとな太鼓腹です。なお、体重は78.8キロ。ヤ
ギやニワトリと同じ運動場でなかよくのんびり過ごしています。ぜひ会いに来て
ください。

※写真はこちらのウェブページをごらんください。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23681

                 〔井の頭自然文化園教育普及係 大橋直哉〕

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▼ニホンカモシカの「小雪」が死亡しました
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 2016年6月18日、井の頭自然文化園ニホンカモシカのメス「小雪」が死亡しま
した。「小雪」は岩手県内で2000年7月4日に生後15日程度で保護され、県の鳥
獣保護センターで飼育されていましたが、翌年7月19日に多摩動物公園に移動し
ました。その後、多摩で10年をすごし、2011年8月17日に井の頭自然文化園に来
園しています。

 小雪は多摩で2頭、井の頭自然文化園に来園した後も2012年から3年連続で3
頭の子を産みました。ニホンカモシカの保全に大きな貢献を果たした個体です。

 16歳と高齢ではありましたが、さらなる繁殖を目指し、横浜市立金沢動物園か
らオス1頭を借り受ける予定で準備を進めていただけに、たいへん残念です。

※写真はこちらのウェブページをごらんください。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23682

            〔井の頭自然文化園 副園長兼飼育展示係長 堀秀正〕

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▼6/19- 資料館特設展示
 「約束のケージ──コウノトリの野生復帰、そして未来に向けて」
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 井の頭自然文化園では、兵庫県立コウノトリの郷公園でおこなわれていた特別
企画展「約束のケージ」の展示物を一部お借りし、ニホンコウノトリ保全の取組
みを紹介します。なおこの展示は、2016年6月14日まで多摩動物公園で開催して
いた企画展と同じ内容です。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23674

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▼アジサイが見頃を迎えました(花ごよみ6/18号)
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 井の頭自然文化園の園内では、アジサイが見頃を迎えました。また、6月の花
ごよみカレンダーで紹介しているネムノキも咲き始めました。 PDFはこちらのペ
ージから。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23673

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▼7/23-9/4 怪談スタンプラリー「動物園怪談画劇──井之頭百物語・四」
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 井の頭自然文化園では、2015年に引き続き、2016年も怪談をテーマにしたスタ
ンプラリーを実施します。井の頭自然文化園にまつわるさまざまな創作怪談を読
みながら園内を回ることで、動物や施設の特徴を知ることができます。2016年7
月23日(土)〜9月4日(日)
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23678

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▼8/28「もののけワークショップと夜の動物園探検」参加者募集
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 2016年8月28日(日)、井の頭自然文化園で「もののけワークショップ」開催。
天野行雄さん(日本物怪観光主宰)をお招きして、天野さんならではの、日本の
動物と妖怪をモチーフにした工作ワークショップ。事前申込制です↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23677

■上野動物園・多摩動物公園・井の頭自然文化園■==========================

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▼動物園ボランティアを募集します!
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 上野動物園、多摩動物公園、井の頭自然文化園内で、動物の説明や園内案内な
どの活動をしてくださるボランティアを募集します。締切2016年8月12日。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=&link_num=23675

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N E W S C L I P S
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●天売島だけで繁殖が確認されているウミスズメ親子の海上給餌を撮影(朝日)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6G7G53J6GIIPE05B.html

●乗鞍岳で抱卵中のライチョウ8個を大町山岳博物館と富山市ファミリーパーク
にそれぞれ4個輸送(朝日)
http://www.asahi.com/articles/ASJ6P4F6GJ6PUOOB00C.html

●ラッコの危機的状況を毎日給餌の際に解説──新潟市マリンピア日本海(産経)
http://www.sankei.com/region/news/160621/rgn1606210021-n1.html

●岐阜・長野にまたがる御嶽山でライチョウ生息状況調査、16羽確認。噴火災害
の大きな影響は見られず(朝日)
http://www.asahi.com/articles/ASJ68643ZJ68OHGB00X.html

●「名古屋メダカ」の繁殖に小中学生が取り組む──名古屋市東山動物園による
里親プロジェクト(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20160619/CK2016061902000053.html

●『天王寺動物園 100年の足あと』発行──大阪市天王寺動物園(毎日)
http://mainichi.jp/articles/20160620/ddl/k27/040/247000c

●マンタは大回遊せず、定説覆される(ナショナルジオグラフィック)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062200232/

●大型クモ400匹を野に放つ、英国の動物園(ナショナルジオグラフィック)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062200231/

●アリはなぜ無視?アリの餌を盗むチョウ、初の事例(ナショナルジオグラフィック)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062000227/

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▽ズー・エクスプレスでは、みなさんからのおたよりを募集しています。匿名や
ペンネーム希望の方はその旨をお伝えください。webmaster@tokyo-zoo.net まで。
ご意見・ご要望・お問い合わせもこのアドレスまでどうぞ。

▽メール配信先変更、配信停止は下記URLにてお願いいたします。配信先の変
更をご希望の方は、いったん解除をおこない、あらためて新アドレスを登録して
ください。 http://www.tokyo-zoo.net/express/

▽編集後記

○おかげさまで800号! 発行以来、インターネットを利用した媒体はずいぶん変
化してきました。動画の撮影や配信がはるかに簡単になり、スマートホンの普及
により端末がどこでも(動物園や水族館の中でも)利用されるようになり、ツイ
ッターをはじめとするサービスにより迅速な情報配信や一般の方々との双方向的
なやり取りが簡便になったり……。メールマガジンはメールという技術の上で成
り立っていますが、もしかするとメールよりも簡便な各種メッセンジャーアプリ
の方が今はみなさん慣れていらっしゃったりするかも……。しかし、ある程度の
ボリュームをまとめて送信となるとメールかもしれません。これからどんな技術
やサービスが登場するか、楽しみにしています。今後ともメールマガジン「ズー・
エクスプレス」をよろしくお願いいたします。

○そんな動画サービスのひとつVine(現在ツイッター社のサービスの一つ)を介
してタスマニアデビル公開当日の“ギャロップ”をご紹介しました。
https://twitter.com/TokyoZooNet_PR/status/741484023415873536

○そこで……Twitterアカウントをフォローするのも吉ではないでしょうか。
https://twitter.com/intent/follow?screen_name=TokyoZooNet_PR   (大平)

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メールマガジン ZooExpress No.800 - 2016年06月24日
公益財団法人 東京動物園協会
110-0007 台東区上野公園9-83 上野動物園内
電話 03-3828-8235 FAX 03-3828-8237
e-mail: webmaster@tokyo-zoo.net
URL  : http://www.tokyo-zoo.net/ 東京ズーネット
ツイッター: https://twitter.com/TokyoZooNet_PR
携帯サイト: http://www.tokyo-zoo.net/ (PC版と同じです)
(c)2016 Tokyo Zoological Park Society
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2016年06月18日

[ZooExpress:799]ズー・エクスプレス

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 Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.799 - 2016年06月17日

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・都立動物園の最新情報をお届けするメールマガジン「ズー・エクスプレス」

・30℃…。

・東京動物園友の会に入会しませんか? 年会費は、 2,000円。機関誌「どうぶ
つと動物園」を年4冊お届けします。入会・継続の手続きは、クレジットカード
&オンラインでもOK! → http://www.tokyo-zoo.net/member/

■目次■----------------------------------------------------------------

・上野動物園
 └─不忍池のオオワシ、小獣館横へ移動

・多摩動物公園
 ├─脳の活性化? 昆虫の観察・採集・飼育
 └─入園者累計7,000万人に

・葛西臨海水族園
 ├─「南シナ海」の水槽のウツボ類の展示をお休みしています
 ├─クロマグロ搬入
 ├─7/24 小学3、4年向けシリーズプログラム「海のあそびや2016」
 │   第2回「生き物探しの名人になろう!」開催
 └─7/17 幼児向けシリーズプログラム「進め!海のいきものたち」
     第2回「アメフラシ」

・井の頭自然文化園
 ├─6/18 水生物館特設展示「現代トウキョウダルマガエル事情」オープン
 ├─6/21-6/26 東京都福祉保健局主催の犬や猫の譲渡事業PRイベント開催
 └─7/16-9/4 今年も「ジャブジャブ池」オープン

■上野動物園■==========================================================

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▼不忍池のオオワシ、小獣館横へ移動
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 現在、上野動物園西園の弁天門付近では、新しい「子ども動物園」の建設工事
がおこなわれています(お知らせ↓)。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23095

 工事に伴い、不忍池の島で飼育しているオオワシ(メス)を長いあいだご覧に
なれませんでしたが、今月2016年6月6日に場所を移し、西園小獣館の横にある
動物舎で再公開しました。

 移動したオオワシは最初から落ち着いていて、今は丸太製の止まり木で一日の
大半を過ごしています。

 このオオワシは1985年に新潟県で傷ついて飛べなくなり、保護された個体です。
左の翼が欠損していますが、堂々とした迫力は健在です。

 新こども動物園の工事が終了したら、不忍池の島にに戻す予定です。

                  〔上野動物園西園飼育展示係 木村隆司〕

■多摩動物公園■========================================================

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▼脳の活性化? 昆虫の観察・採集・飼育
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 最近「育脳」「脳トレ」など、老若男女問わず脳を活性化させる試みがブーム
ですが、私のオススメは「昆虫の観察・採集・飼育」です。

 虫はちょっと苦手だから遠慮したい……という方も、観察から始めてみてはい
かがでしょうか。じつは私も少し前まで虫が少々苦手でしたが、昆虫の飼育担当
になって身近な昆虫の観察を始めたところ、その楽しさにはまっています。

 昆虫は身近にいる生物ですが、意識して見ようと思わなければ、なかなかその
存在に気がつかないことが少なくありません。たとえばカブトムシ。「お店で買
うもの」というイメージをもっているお子さんもいるようですが、じつは都内で
も地域や環境によって野生のカブトムシが見られます。カブトムシは6月下旬か
ら8月ごろ成虫が多く見られるので、これから夏にかけて観察するのにもってこ
いです。

 昼間は落ち葉の下や木の枝の影などにいて見つけにくいのですが、夜から早朝
にかけて、クヌギやコナラなどの樹液が出ている木に集まっているようすが観察
できます。日中、樹液が出ている木を探しておいて、夕方観察に行ってみましょ
う。カブトムシ以外にも樹液に集まる昆虫は多いので、図鑑片手に行けば一気に
知識が増えます(※昼間はズズメバチなど危険な昆虫も樹液にくるのでご注意く
ださい)。

 カブトムシは飼育キットが売られていたり、飼い方がくわしく書いてある本も
豊富なので、飼育にチャレンジするのもよいでしょう。

 他の昆虫にも興味がでてきたら、採集してみませんか。採った昆虫の種名を図
鑑で調べ、その生態にあった飼育環境が整えられそうなら飼育してみましょう。
飼育といっても、昆虫は餌や湿度の管理を失敗するとあっという間に死んでしま
うことも多く、最適な飼育環境を維持するのは大変です。残念ながら死んでしま
った場合は標本を作ってみましょう。標本は採集地や採集日、採集者を書いて保
存すれば貴重な資料になります(※採集が禁止されている場所もあるのでご注意
ください)。

 体と頭を使って採集し、試行錯誤を繰り返しながら飼い、細かい手作業で標本
を作る──脳が活性化されそうだと思いませんか? 自然を感じられる最高の脳
トレをぜひ試して、深くて広い昆虫の世界を探検してみませんか。

               〔多摩動物公園昆虫園飼育展示係 佐々木愛子〕
-----------------------
▼入園者累計7,000万人に
-----------------------

 多摩動物公園の開園は1958年5月5日。このたび2016年6月12日、累計入園者
数が7,000万人を達成しました。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23659

■葛西臨海水族園■======================================================

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▼「南シナ海」の水槽のウツボ類の展示をお休みしています
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 先日、「世界の海」エリア「南シナ海」の水槽の展示種を変更しました。この
水槽はタマカイやドクウツボなど、大型の魚をおもに展示しています。今回、新
しく全長20センチほどの中型の魚を展示するため、ドクウツボ2尾とニセゴイシ
ウツボ1尾の計3尾を一度水槽から取り出しました。この3尾は以前追加した魚
を襲って食べていたと思われる個体です。新しく入った魚たちが隠れる場所など
を見つけ、水槽に慣れるまで、ウツボたちは裏の水槽でお休みさせています。

 さて、一言で「水槽から取り出す」と言っても、相手はいずれも全長 1.5メー
トルを超える大きなウツボたち。あごの力も強く、さらに鋭い歯をもっているの
で作業中に噛まれてしまったら大変です(と言ってもドクウツボの歯自体に毒は
ありません)。一方、飼育係としては移動の際に魚たちが傷ついてしまうような
ことも避けなければなりません。

・関連記事「毒をもつ生物(5)食べるな危険? ドクウツボ」(2010年8月20日)
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=15691

 今回は、飼育係とウツボたちの安全のために、獣医師の指導のもと、麻酔を使
って作業をおこないました。飼育係が水槽に潜り、あらかじめ注射器に入れて用
意した麻酔薬をウツボの口元に漂わせ、少しずつ吸わせました。動きが鈍くなっ
てきたところで鎮静剤を注射してからウツボを捕まえ、マグロを運ぶ際に使う大
型の担架ですくい上げました。また、記録をとる貴重な機会なので、全長と体重
を測定しました。3尾の中でいちばん大きかったのはドクウツボは、なんと全長
159センチ、体重20キロもありました!

 測定後は速やかに覚醒させるための薬を注射し、裏側の予備水槽へ収容しまし
た。しばらくボーっとしていたウツボたちですが、しだいにそわそわと動き出し、
飼育係もホッとしました。

 その後、ウツボがいなくなった水槽にはナンヨウブダイ、アカマツカサ、ノコ
ギリダイ、ヒメテングハギを新しく展示しています。ほかの魚に襲われて数が減
るようなこともなく、えさも順調に食べ始めました。

 しばらくウツボたちの姿をお見せできませんが、新しい顔ぶれの魚たちが水槽
をにぎわせています。ぜひご来園ください。

※今回の麻酔方法については事前に名古屋港水族館からご協力をいただきました。

                 〔葛西臨海水族園飼育展示係 石神まゆか〕
----------------
▼クロマグロ搬入
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 葛西臨海水族園では毎年初夏にクロマグロ1歳魚を水槽に追加しています。今
年も実施。現在水槽には1歳魚、2歳魚、5歳魚がいます。今後もバランスを取
りながら追加していきます。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23662

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▼7/24 小学3、4年向けシリーズプログラム「海のあそびや2016」
 第2回「生き物探しの名人になろう!」開催
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 海や川の生物のおもしろさを学ぶ「海のあそびや」。2016年度は年5回。葛西
臨海水族園ならではのプログラムです。対象は小学3、4年生。第2回は2016年
7月24日(日)に開催します。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23668

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▼7/17 幼児向けシリーズプログラム「進め!海のいきものたち」
 第2回「アメフラシ」
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 葛西臨海水族園の幼児向けプログラム「進め!海のいきものたち」第2回のテ
ーマはアメフラシ。対象は今年度6歳を迎えるお子さんと保護者の方。第2回は
2016年7月17日(日)開催です。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23661

■井の頭自然文化園■====================================================

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▼6/18 水生物館特設展示「現代トウキョウダルマガエル事情」オープン
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 田んぼとトウキョウダルマガエルの関わり合いを紹介するとともに、田んぼで
くらす代表的な生き物を展示する特設展示「現代トウキョウダルマガエル事情」
が2016年6月18日に始まりました。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23667

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▼6/21-6/26 東京都福祉保健局主催の犬や猫の譲渡事業PRイベント開催
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 東京都が進める東京都動物愛護管理推進計画(ハルスプラン)のひとつとして、
井の頭自然文化園を会場として動物愛護の取組みを紹介します。2016年6月21日
から26日。くわしくは↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=23665

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▼7/16-9/4 今年も「ジャブジャブ池」オープン
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 毎年「今年はいつから始まりますか?」とお問合せをいただく井の頭自然文化
園の「ジャブジャブ池」。今年(2016年)は7月16日(土)にオープンします。
利用時間は毎日16時まで。雨天時など中止することもあります。9月4日(日)
が最終日です。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=23664

----------------------
N E W S C L I P S
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●アムールトラの赤ちゃん公開──旭川市旭山動物園(毎日)
http://mainichi.jp/articles/20160616/k00/00m/040/050000c

●アジアゾウ展示施設完成予想図公開──札幌市円山動物園(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160616-OYTNT50032.html

●レッサーパンダ4年連続出産──静岡市立日本平動物園(静岡新聞)
http://www.at-s.com/news/article/local/central/250735.html

●ドチザメ単為生殖? あるいは……?──魚津市・魚津水族館(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2016061502100020.html

●左向きカレイ──上越水族博物館(毎日)
http://mainichi.jp/articles/20160615/k00/00m/040/061000c

●バンドウイルカ3頭妊娠──名古屋港水族館(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016060990144412.html

●ヤマトメリベ展示──神戸市立須磨海浜水族園(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201606/0009188976.shtml

●2種の新種エビを発見──沖縄美ら海水族館(八重山毎日新聞)
http://www.y-mainichi.co.jp/news/29970/

●2018年11月、いわき市で「世界水族館会議」開催(福島民友)
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160614-084018.php

●求愛ダンス踊るクモの新種が7種発見(ナショジオ)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/060900208/

●美しくも危険な「電気クラゲ」にご用心(ナショジオ)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/061400213/

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▽ズー・エクスプレスでは、みなさんからのおたよりを募集しています。匿名や
ペンネーム希望の方はその旨をお伝えください。webmaster@tokyo-zoo.net まで。
ご意見・ご要望・お問い合わせもこのアドレスまでどうぞ。

▽メール配信先変更、配信停止は下記URLにてお願いいたします。配信先の変
更をご希望の方は、いったん解除をおこない、あらためて新アドレスを登録して
ください。 http://www.tokyo-zoo.net/express/

▽編集後記

○関東梅雨明けとは聞いていませんが週末よい天気です…暑い…外出の際はお気
をつけて。

○ツ、Twitterアカウント…
https://twitter.com/intent/follow?screen_name=TokyoZooNet_PR   (大平)

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